我、次元の限界を超えし者。今、逆襲の時

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Q、すみません、兎上駆について、どう思いま――――、 「あ、近寄らないでくれる?」 Q、え? 「ごめんなさい。ウチ、アンタみたいなキモオタとは、あまり関わりたくないの。自分の担任のことを嫁だのなんだのと妄言を放つ豚相手に、一体どんな会話をしろと? というか、同じ空気を吸っているというだけで、吐き気がするわ。あぁ、気持ち悪くなってきた。……そもそも、二次元の世界に逃避しているアンタが、しっかりと三次元という現実を生きているウチに対して、話しかける権利があるとでも? 身分を弁えなさい。文字通り、次元が違うのよ。基本的に罵詈雑言をぶつけることが好きなウチも、アンタ相手だと、ホントにテンションが下がるわ。だから、今後一切口を開かずにさっさとウチの視界から存在を消して頂戴。それか、身体の各器官と組織、内臓と神経と性格と雰囲気を全て180度改変させて出直しなさい。えっと……アンタ、名前なんだっけ? 覚える気はないから名乗らなくていいけど」 諸君、心が折れた。 「あぁ、あと、なんだっけ?野兎について……だっけ? 安心しなさい。野兎が1000000だとしたら、アンタは無だから。おっと。いくら野兎でも、アンタと比べられるのは流石に可哀想ね」 諸君。誰か、睡眠薬を20錠ほどくれないか。
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