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ドアが開いた途端
翔は思いっきりドアを引き
強引に中に押し入った。
「おい!!てめぇ、何やってんだよ!!」
誠は翔の肩をつかみ
怒鳴りつけた。
翔は瞬時に振り向き
誠につかみかかって
壁に押し付けた。
「お前だろ!!
お前がまた雪乃を!!!
雪乃返せよ!雪乃出せよ!!
」
誠は眉間にしわを寄せ
翔を睨み付ける。
「何言ってんだ?てめぇ!
人の家に来て、訳わかんねぇこと言ってんじゃねぇよ!!!」
思いっきり腕を払うと
その反動で、翔が後ろに倒れた。
「……!!!」
下から誠を睨むと
そのままリビングの方へと
押し入った。
部屋の各ドアを
雪乃の名前を呼びながら勢いよく開けていく。
すると
後ろから微かに女の人の声がした。
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