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「今度からはちゃんとしてよね!!」
そう言い残すと
女の子は迎えに来ていた車に乗った。
小学生の女の子に
何度もしかられてた翔は
ちょっと苦笑いをして
玄関で見送った。
車が見えなくなるまで
ずっと手を振っていると
「お疲れ様。」
後ろから声がした。
振り向くと
そこには明里がいた。
「あ、どうも。
お疲れさまです。」
「どう?もう大分慣れた?」
「あ、はい。
何か楽しくなってきました。」
あれから
雪乃が居なくなってから
翔の生活は元に戻った。
三年生になり
周りは受験一色。
翔も同様に
ひたすら勉強した。
雪乃の事を思い出さないように。
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