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「何なの、こんな所まで呼び出して何の話?ヤクザに守られてるのに、手を出して馬鹿な女とでも言いたいわけ?」
えっ?!私の知ってる澪奈ちゃんじゃない。
この声、この顔は、別人みたい。
「澪奈ちゃん、ごめんね。澪奈ちゃんの気持ちわからなくて、傷つけたみたいで。でも、あれは、許せない!」
とりあえず、切り出したけど、いつもの澪奈ちゃんじゃないから、恐い。
「別に、許して欲しいって思ってないし。もとはと言えば、あんたが、私の欲しいもの全部持っていくからいけないし」
「欲しいもの?全部って?先輩の事だけじゃないの?」
「先輩も、大貴さんも。成績も、陸上もよ」
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