一章

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オレの名はカイ。 今日は4月9日。この日もオレは、レートと共に、たがいをきたえていた。 オレはおもに素手と足をつかってたたかう。 レートは剣をつかっている。 この世の中、フィンガーというやつが、レインボー島を支配しようとしているらしい。もうすでにどこかの村が支配されてると聞いたことがある。このホワイト村もいつ支配されそうになるかわからない。 だからこうしてきたえている。 ビュッビュッビュッドカッドクッビュッ 「おーい、そろそろやめとけ。」 きたのはカクロウだ。あいつはおれたちより3つくらい年上だ。 どうやって戦うか見たことはないが、けっこー強いらしい。 「カクロウ、これくらいでオレたちだいじょうぶかな」 「……」 カイの質問に、カクロウは答えなかった 「カクロウどうしたんだ?」 レートが言うと、 「そろそろお前らに言わねーとな」 カクロウが静かに言った
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