一章

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「?」 「とりあえずオレの家にこい」 よく理解できず、二人は汗をふくのも忘れ、ただ彼の背中を追った やっと家が見えてきたときだ。 オレたちはその瞬間を忘れることはないだろう。 ドガアアン 「なんだ!?」 その爆発音のあとに聞こえたのは悲鳴と、大きな笑い声だった 「まさか……フィンガー!?」 レートがさけんだ 「くっきちまったか…」 カクロウは下をむいてつぶやいた 「我が名はフィンガー!今日よりこの村は我が物とする。そして、カクとレーンの息子を殺す」 「!!!」 オレとレートはおどろきをかくせなかった カクはオレの親父で、レーンはレートの親父だ。 「なんで…オレたちを…」 「オレの家にこい!!…はやく…!」 カクロウはとつぜんいままで見たことがないくらい顔があせっていた
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