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『少女七竈と七人の可愛そうな大人』
桜庭一樹・著
角川書店
主人公・七竈とその周りの人物が一人の女性のせいで人生を狂わされ翻弄されてゆく話。
とても切ない、切ない話。
七竈の性格が不思議で優しく、表現的に軽快な描写で書かれているが、内容はとても重い。
重さは感じさせないが、重い。
はっきり言って七竈と雪風がとても可哀想だ。
多岐さんも可哀想。田中夫妻も可哀想。
私には到底優奈さんの気持ちはわかりそうにない。
報われないからといって、その行動になぜ行き着くのか。
わからないなぁ。
残酷な運命でも時は待ってはくれない。
苦しくても、切なくても、もどかしくても。
人生は過ぎてゆくのだ。
ちなみにキャラの中ではビショップが好きです。
星☆☆☆☆
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