初めての

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それからも何度か カズくんの家に行ったり デートしたりしたんだけど カズくんは会うたびに 「好きだ」 「つきあおう」 と言ってくれた。 男の子からこんなにたくさん 甘い言葉をもらったことが アタシにはなかったので その甘い誘惑に誘われるまま アタシの心は 『カズくんとつきあう』といことに対して 少しずつ固まってきていた。 アタシは幸せだった。 幸せの絶頂だった。 その幸せが 胸にくすぶってた あの小さな『違和感』によって あんなにも儚く 壊されてしまうとは 知らずに…
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