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また始まった怖い話を
完全にスルーしながら
モヤモヤと考えていると
アタシは何だか眠たくなってきてしてまった。
時刻は 深夜1時。
もうすでに終電はなくて
朝まで飲むのは決まってたので
床やじゅうたんの上に転がって
仮眠をとってるコも何人かいた。
怖い話を聞きたくないっていうのもあって
アタシも床に無造作に置かれてるタオルケットに潜り込んだ。
横向きに寝転がって
ようやくウトウトしだした頃
アタシは自分の背後に
違和感を感じた。
…ダレか、いる?
考える間もなく
アタシの背中の方から
手が伸びてきて
アタシの手を握ってきた。
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