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「なんかさ~、勝手に人のフォルダに『❤』とかで登録する友達っていない?冗談で(笑)」
…?
なんでそんなコト聞くんだろ…??
「今メール送ってきたコがそうなんだけどさ~(笑)」
…!
アタシはようやくその意味を理解した。
カズくん…
アタシに携帯見られたと思ってるんだ…。
アタシが❤マークのついたフォルダ
見ちゃったと思ってるんだ…?
アタシは
聞いてもいないのに
そんなことを自分から言い出すカズくんに
妙な違和感を感じた。
「あ~…そぉなの?😅勝手に登録されちゃったんだ?(笑)」
アタシは特に何も気にしていないフリをして答えた。
「そーなんだよね。ホラ、自分の名前、❤付きで登録されちゃって😅」
…ご丁寧に携帯の画面まで見せてくれた。
画面を向けられたのは一瞬だったので
アタシは❤マークのついたフォルダがある、ということを確認するので精一杯だった。
この時アタシが
その『友達』の名前まで
ちゃんと確認してたら…
全てが分かった今となっては
そう思わずにいられない。
この出来事はアタシの心に
小さな小さな違和感を持たせたが
後々その違和感が
大きな疑惑に変わっていくことを
この時のアタシは
知るハズもなかったんだ…
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