２股のかけられ方

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アパート前の路上に放置された

おそらく住人のものと思われる大量の自転車を横目に

アタシたちはアパートに入っていった。

忘れもしない

１階の１番奥。

そこがカズくんの部屋だった。

カズくんがカギを開けて

「散らかってるけど…😅」

と扉を開けたまま
アタシを待ってくれてる。

アタシは高鳴る胸を押さえながら

カズくんの方へと歩み寄っていった。