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…ガタッ。
バサッ バサッ…
ガタン。
「…!」
やばい!
カズくんが出てきちゃう…!!
アタシは 慌てて
カレンダーをもとあった位置に戻し
引き出しを閉めると
何事もなかったかのように
コタツにはいり
テレビに目をやった。
「…あち~😵」
カズくんがお風呂場から出てきた。
「あっ✨おかえり~😃」
アタシも何事もなかったかのように笑顔で迎える。
「それおもしろいよな~(笑)オレも毎週見てる✌」
カズくんが今ちょうど始まった
バラエティ番組に目をやりながら言った。
「あ…うん😃好きなんだ~❤この番組✨」
それはウソじゃない。
…が、アタシな頭の中は
さっきの出来事でいっぱいだった。
アタシは 目だけはテレビの方を向きながら
さっき起こった信じられない光景を
頭の中でフラッシュバックしていた。
カレンダーを広げた時に
見てしまった カズくんの文字。
それは…
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