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「当たり前じゃろ!先輩がおらんくなって俺ら好き放題できるんで!喜ぶ時は喜ぼうで!」
パンパンに詰まったセカンドバックを自転車の荷台に乗せて沼畑高校の坂をゆっくり
上がる川内と本山。
真夏の太陽と沼畑高校名物の急な上り坂が二人の体力を容赦無く奪う。
「まぁそうじゃけどの。これから一年間よろしく頼むで!」
「ダンディー。改めて俺を崇拝することは無いんでぇ~」
「川内!俺はお前を崇拝した記憶は微塵も無いで!」
こんな不毛な会話続けながら二人は部室に到着した。
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