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あれは二年前のこと。 当時私は中学三年で人並みに勉強できて、人並みに友達がいて、人並みに恋愛してた。 あの時の私に悩みなんてなかった。 毎日が充実してたし、楽しくおしゃべりできる友達もいた。 それに、三年になって私が好きだった、本庄達也くんと同じクラスになることができたから。 彼は女子からは人気があった。 勉強はどちらかとゆうと出来ないほうだったけど、運動神経抜群で彼は野球部のエースピッチャーだった。 それだけでなく、顔もかっこいいし。 スタイルは若干細めで身長は180くらいのモデル体型。 女子からは人気はあったんだけど、彼が女子と話してる所をあまり見たことがなかった。 ほとんど男子と一緒にいて、女子に自ら声をかけにいくような人じゃなく、クールな人ってイメージだった。 誰かと付き合っているって噂も流れてなかったし、私にもチャンスあるかなって思っていたけど、私なんか身長は160で顔も普通だし、勉強も普通だし、スタイルもそこまでいいってこともなく、なにか特別得意なことあるわけじゃなかった。 そんな私が彼を好きになった理由だけど、当時私はバレー部に入ってた。バレー部と野球部じゃ会う機会なんてほとんどなかった。 でもあの日はほんとうに、たまたまだった。 放課後の帰り道に彼と出会った。
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