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「私もいないんだよね。高校入ったら自然に友達できて、自然に恋愛できるって思ってたけど。やっぱりこんなもんだよね」
私もそう思ってたから、なんと答えていいか戸惑った。
「吉見さんって部活とかやってるの?」
「何もやってないよ」
中学の時はバレー部だったけど、バレーが好きで始めたまけじゃなかったし、友達がバレー部に入るってゆうから、ただそれだけの気持ちで入部したから。
「私も同じ、帰宅部なんだ」
そうゆう彼女の笑顔はとてもまぶしかった。
どうして私にこうも話かけてくれるのか?
どうして私にこんなに明るく接してくれるのか?
ただ席が近かったから?
ただ名前が一緒だったから?
でもこの出会いを大切にしたかった。
こんな私にここまで接してくれる人は高校ではじめだったから。
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