出会い

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君との初めての出会いは十数年前、 家のインターフォンが鳴る。 「はーい。」 と言って玄関を開ける母親の後ろから様子を伺うと 見知らぬ大人二人が立っていた。 「来週、お隣に引っ越して参ります。 神崎と申します。  家には子供がおりますので、何かとご迷惑をお掛けしてしまうかとは  思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。」 そう言って深々と頭を下げ、 何かを母親に手渡した時、 その後ろから可愛らしい女の子が顔を出した。
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