第十五話 素質と努力

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……?なんでしょうあの構えは。 やはりどこかの流派が混じってるんでしょうか? 総司は不可解な楊介の行動をじっと見つめる。 楊介は腕をぐぐぐっと自分側に引いてニコォッと笑った。 「沖田先生!一つだけ教えてあげますよ。 俺は今から突きをします。捻りの無いただの突きです。 避けて下さいね~?」 「ただの…突き?」 楊介ははいっ!と言って髪をガッと掻き分けた。 沖田はピッと神経を張り積める。 「いきま~す。」 楊介がふらっと手を挙げた。 「……あれ?」 なんで? 「総司っっ!!!」 隙なんて見せなかった筈なんだけど…… 見逃さないように見つめてたんだけど…… なんで私飛ばされてるんでしょうか? 『ズッダアァァアアン!!!!』 .
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