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「ん……?」
その日の夜中、僕は珍しく目を覚ました。
一度眠ったら揺さぶられるまで起きられない僕なのに。
不思議に思いながら隣の布団に目を遣ると――クラインがいなかった。
敷布団を触って確かめると、ちっとも暖かくない。
抜け出してからだいぶ時間が経っているみたい。
トイレにしては長い、よね?
「……クライン……?」
訳が分からないけど、その分怖い。
そんな不安に襲われて、僕はクラインを探しに行くことにした。
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