井高とものりの日常

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『昨夜未明、ここ○○海岸で一人の女性の遺体が発見されました…』 「あれっ、ここってともくんの実家の近くじゃない?」 いつの間にか化粧を終えたみぃが後ろから抱き着いてくる。 「女性の遺体だってよ…物騒だな…」 しかし、俺はこの日のニュースを一生忘れられなくなる。 『女性の身元は、○○市在住の谷田川かえでさん、25歳と見られており…』 「え…」「うそ…」 俺達の声は、それ以上続かなかった。 その女性、谷田川かえでは、俺にとって…、いや、俺とみぃにとって忘れられない人だったから。
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