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その時
｢こっちだっ!｣
何処からともなく男の声がしてきた
｢え…？｣
｢早く!こっちだよ!｣
でも…おじさんを置いて行けないよ…
｢死にたいのか！早く！｣
ビクｯ
死ぬ…嫌。恐い
迷っている暇はない
アリスは声のする方へ全力で走った
おじちゃん…ごめんなさい…
｢逃げ足の早い小娘め…
まぁいいわ。代わりにコイツの血が吸える。
いつか絶対捕らえてやるわ…｣
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