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そして、自分のカバンからルーズリーフを一枚取り出すと、穴を除いて綺麗に分割した。
手の平サイズの正方形を四枚作る。
余った分はゴミ箱に丸めて捨てた。
それでピンときたらしい。
「なるほど、くじ引きか」
そう宇崎は言うが他の2人は無言で正確な正方形の紙片を見つめていた。
たかが四人を二人ずつのチームに分けるだけ。
たったそれだけにくじ引きとは面倒だ。
だが、これほど読みにくいものはなかった。
グーとパーで別れてもいいがそれだと相手に合わせようと思えば出来ない事はない。
しかしくじ引きとなると話は別だ。
形に特徴が出ないように涼都が切ったおかげで運に頼るしかなくなった。
涼都はニヤッとして手の平に、折り込んだ四つの紙片を乗せて言う。
「誰と組んだって文句無しだ」
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