ゆめ。

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男が斧を振りかざしたとき わたしの目の隅から何かが現れた。 …それは友達の亡骸を見つめていた 彼女だった。 彼女は泣き叫ぶ友達と 男の間に立ち塞がった。 ザシュッ ザシュッ ドサドサッ 2つの血しぶきががあがった。 そして血しぶきのついた パイプオルガンの前に2人の身体が 折り重なるようにして倒れた。 男はまたニタニタ笑いながら 2人の亡骸を見つめていた。  
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