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「そんな目でわたしの大切な
人達のことを見ないで!!」
わたしは思わず叫んだ。
悲しくて寂しくて。
何よりその男が恨めしくて。
そしてはじめてその男が口をひらいた。
「大切な人だって!!
笑わせてんなよ!!
大切な人なら、お前が守れよ!!
ああ、守れないから、
そうやって俺を
睨んでるんだよな!?
睨むことしか出来ない弱虫!!
弱虫のせいで大切なオトモダチが
死んじゃった!!!!」
かん高い狂った声だった。
わたしは悔しくて
でも男の言ったことに間違いはなくて
それもまた悔しくて
男に向かって走っていった。
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