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4月1日。
入学式。
新しい制服に身を包んだ私――【中野 茅波nakano chinami】
は、校門で友人を待っていた。
「遅いなあ…。」
「あんた遅いから、先に教室行っちゃったんじゃないの?」
隣でお母さんが言った。
そうかなあ…。
「じゃあ一旦教室行こっかな。」
そう言って校門から歩き出した。
周りには自分と同じ制服を着た人達がポツポツといる。
皆、うきうきした様な…明るい表情で歩いていた。
これから3年間、この皆と過ごすのかあ~。友達いっぱい出来ると良いなあ。
私は期待と不安でいっぱいだった。
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