美少女

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そう。日は浅い。遡ること……一昨日だ。 一応、俺も遊びたい盛り。一昨日も、特にすることはないが、一人で家でごろごろしているよりはマシだったので、小学からの付き合いの、堀内 辰巳(ほりうち たつみ)。通称タツの家に昼から遊びに行っていた。 テキトーに茶でも飲みながら雑談し、それに飽きたらゲームで対戦し白熱。それも冷めたら、お互い口も聞かずにただごろごろ……と、間違いなく限られた人生の枠の時間を無駄遣いしていた。 時計よりも腹は正直なものだ。腹が減り始めた頃、時計を見るともはや晩飯時。 「帰るわ」 「おう」 俺たちは本当に友達と呼べるのだろうか? そんなことを考えつつ、俺は帰路についた。 ある有名な考え方がある。世界は5秒前に創られたものだ……と。 何をバカな。抜かせ。んな訳あるか。 そんな思考の持ち主の俺だったが、見慣れた平屋の我がホームが視界に迫り、そしてその中へと入った瞬間から、俺はそれを多少なりとも信じることにしたのだ。 「ただいま」 「あっ。おかえりなさ~い」 おっ。お袋……機嫌いいのかな? これは今日の晩飯が期待出来る。 そう思った矢先に、俺はある違和感に気づいた。
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