妹道~その①

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ピンポーン。 「は~い。」 呼び鈴が鳴りトウカが玄関に行く。俺と話す時の声色と違うのは気のせいだろう。 「トウカちゃ~ん。迎えに来たよ。」 「おはようございます。明日香さん!」 トウカが玄関で対応しているであろう人物は 風桐 明日香(カザギリ アスカ) 幼馴染みというやつだ。(俺と同い年。) 145cmの可愛いトウカよりいくらか高い身長に、タワワに実ったメロンさんを栽培している。(ちなみにトウカは小ぶりな林檎さんを栽培している。) 茶髪の肩甲骨に届く位の長めのストレートな髪を靡かせ、切れ長な目で視線を送るその姿に数多くのジャガ芋達が振り向く事だろう。 まぁ、俺はトウカの黒髪で肩にとどくか?位の若干ショートの髪で、ちょっとキツメな視線(俺限定♪)にしか欲情せんけどな! 「じゃあアタシとアスカさんは先に行くから……」 「あっ、ちょっ、待って! 今すぐ飯終わるからっ!」 モシャモシャ、ガツガツッ 「じゃあね~。」 「ちゃんと戸締まりして来てねっ、兄貴。」 「おっ、お兄ちゃんと呼んでっ!というか待っててくれないのっ!?」 キィーバタン…… 「……トウカはあれだな。ツンデレと言うやつだな。」 …………そこはかとなく切ないのは気のせいだろう。
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