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「お二人様ですね、あちらの席へどうぞ」
営業スマイルをして案内してくれる。
窓際の一番端か…誰も他の客が見えない。
「ご注文がお決まりになりましたら、そちらの呼び出しボタンでお呼び出し下さい」
丁寧に一礼していく。
秋音も慌ててお辞儀してる。
お前もしてどうすんだよ、客だろ。
「なににしよっか?」
「つかなんでファミレスで執事服の店がいいと?」
立ち去る店員を覗きながら言う。
「だってかっこよくて思い出すんだもん…あの春輝君の…////」
「待った!」
妄想に入りそうな秋音を止める。
「食うもん決めてから妄想して…」
「あ、うんっ」
だいたい本人が目の前に居るんだから妄想にふけられると照れるような…困る。
「席も普通向かいに座るのに隣だし…秋音こっち向いて?」
なんかいきなり愛しくなるから行動にうつす。
「んん?なに?」
右に座る秋音の肩を抱いてキスをする。
「!?!?/////」
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