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―――
「いらっしゃいませ」
春輝君の似合うもの…
春輝君が欲しいもの…
プルルル…
「もしもし?」
「総介君?春輝君の嫌いなものは?」
「んー、女性、かぼちゃ、香水にアクセサリー、人混みに暑さ、あとは」
「わかった…じゃあね」
「え、ちょ」
プーップーッ
ショックを受ける。
春輝君アクセサリー嫌いだったなんて…押しつけちゃってたんだ…。
まだ私に遠慮してるのかな…
…今はプレゼントに集中しよう、じゃないと遅れちゃう。
「ん~……」
バイクと車のキーホルダーじゃあ子供って言われるかなぁ…
じゃあこれはおまけで買おっと。
んと~あとは…
後は…後は…
女の子の誕生日なら思いつくのになぁ…
男の子になんてあげないし…
かすみに聞こうとしたけど止める。
自分で考えなきゃ。
なんて同じ場所に立って30分近くなるとは思わなかった。
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