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「春輝君ネックレスと指輪取っていいよ」
「…なんで?」
急に顔が怖くなる。
「ヒッ…アクセサリー嫌いって聞いたから…」
「確かに嫌だけど、今はそれよりお前との物のつながりが切れるのが嫌」
隣にドサッと少しななめに座って私に寄りかかる。
重いけど温かい。
周りの男性が歩きながらうらやましそうに見てる。
もしかして同性愛?でも春輝君取っちゃだめだもん。
「つかそれどっから聞いたの?」
ギクッ…
「総介君に聞きました…」
「そう…熱っ」
あれ、思ってたより軽く流されてちょっと拍子抜け。
「大丈夫!?やけどは?」
「してないよ、つか買い物終わった?」
「うんっ」
春輝君に寄りかかる。
「じゃあ食べたら帰ろうかぁ、ふぁ~…」
眠そうに食べてる。
今日久々のお休みなのに無理言っちゃったんだよね…
でもお休みだとお出かけしたくなっちゃうんだもん…
「好き」
「え?」
春輝君の突然の告白にびっくりする。
「なんでもない、いつまで食ってんだよ」
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