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「だめ!寒いから着て!」
「うっせ、それ着てろ」
かけられたパーカーのフードをかぶせられる。
「うむぅ…」
「早く乗れ、置いてくよ」
手が出ない…;
「うんっ」
春輝君との間に荷物を置いて春輝君を抱きしめる。
「かぶれ」
ヘルメットを渡してくれる。
エンジンをかけるとブーンといってから走り出す。
やっぱりかっこいい///
――――巧斗家
「ありがとな、満タンにしといたよ」
春輝君がキーを投げる。
「別にいいのに、またいっぱい買ったねぇ」
受け取りながら私の荷物を見る。
「だろ」
春輝君が私から荷物を取る。
「あ、私持つ!」
取ろうとすると上に上げるから春輝君にしがみつく。
「つか巧斗、出かけんの?」
そういえば出かけるようなファッション。
荷物取るのに必死で見てなかった。
「あぁ、今日バイト」
「そっか、んじゃあ頑張れよー」
「おう」
歩き出す春輝君についてく。
「荷物返せぇ!」
「持つからいい」
「お幸せに」
巧斗は歩き出しながら後ろに手を振って歩き出した。
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