幸せ

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―――― 外はすでに真っ暗で寝すぎたことに気づく。 「春輝君…、起きて…」 「…」 起こそうと思ったけどそれ以上揺するのを止める。 夜ご飯も出来てないし…寝すぎちゃったな。 寒いけど出…あれ?引っかかって… 「寒いから出んな」 寝返ろうとしたら春輝君に左手を握られる。 「あ、ごめん、起きちゃった?」 「別に、それより今はご飯より秋音抱いていたい」 「////」 頭を撫でられて嬉しくて今までにないくらい春輝君にくっつく。 「今日料理手伝おうかな?」 「え、いいよ、私やるから;」 「俺と一緒でなにか不満?」 撫でてる手が止まる。 「なにもありません!」 だって一緒に出来たら面白いもん! 「……いつもどうやって料理考えてるの?」 少し黙ってた春輝君がそんな質問をする。 「ないしょっ」 「そう…、でも疲れたら弁当でもいいから」 「そんなの春輝君の奥さんがすることじゃないもん」
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