幸せ

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「えっ?」 「あげるってば」 「だめ、春輝君が着ないと匂いがしな…ぁ///」 そういうこと言われると照れるんだけどな… 「じゃあ2人で着る?」 秋音を椅子に置いて反対側に座ると慌てて隣にくる。 「うんっ」 「それ温かいだろ」 「うんっ、春輝君の温かさが…」 そうじゃない! 「違う(笑、それ父さんが買ってくれたやつでさ、小さい時に何年経っても着れるようにわざとデカいの買ったんだ」 「ふーん、思い出いっぱいだぁ」 「それに合うように背が伸びたけどね、いただきまーす」 「あ、いただきます」 つか男物着せると秋音が可愛く見えるのは気のせいかな。 ずっと袖捲ってるし…仕草も可愛い。 「それ脱げば?食べづらいだろ」 「ううん!」 ポニーテールをブルブル振るわせてる。 料理に邪魔らしいけど…切らないのか? 「ん?」 「いや」 「どうしたの?見られたら恥ずかしいよぅ」 「見とれてた」 赤くなって食べることに集中する秋音。 だって…事実だし…
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