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―――
「でも乾かすのに時間かかっちゃうよ…?」
「じゃあ1人で寝るか?」
飛びつかれて押し倒されるから機嫌が悪い。
「やだっ、寂しいもん」
「じゃあ座れ」
「うんっ!」
秋音が起きてこっちを向いて座る。
「なんでこっち向くの?」
「え?だって春輝君の顔が見れないじゃん」
きょとんとして首を傾げてる。
「いつも見てんじゃん(笑」
「眠そうな顔可愛いんだもん」
「可愛いって、俺女子じゃないし」
なんかムッとして秋音の脇に手を入れて向きを変える。
「ごめんなひゃははっ、くすぐったい(笑」
ブィーーン
ドライヤーをつけるから秋音の声が聞こえにくくなる。
「「…」」
しばらく2人共無言。
タオルで軽く拭く、もう乾いたかな。
「もういいよ」
「はる君眠くなっちゃった…だっこ…」
秋音がコテッと俺に倒れてから向きを変えて甘えにくる。
髪の扱いに緊張して俺は目覚めちゃったよ。
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