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「寝たじゃん」
膨らませた頬を両方から押す。
「ぶぶぅ~、遊ぶなぁっ!今日に限って早く起きてるし…」
たまたま寝れないからなんだけどな…
「今ぎゅうしてくれなきゃすねちゃうもん」
明らかにご機嫌ななめな顔をしてる。
そんな顔でも愛しく感じる俺は末期かも…
「秋音、おいで」
「うん…」
急に元気をなくした秋音をこっちにくる前から抱きしめる。
「どうした?」
「春輝君に嫌われたら…って思ったら怖くなっちゃった…」
「ふっ」
思わず笑いがこぼれる。
「なんで笑うの…?」
笑いを止めて秋音を見つめる。
「俺がお前を嫌いになると思うか?こんなに好きなのに?」
「とんでもないです!///ご飯の用意するね!」
パタパタと照れてキッチンに逃げてく。
そんな姿を見ながら思わずにやける。
…気持ち悪、お茶でも飲むか。
冷蔵庫にお茶を取りに行くと秋音が俺を見て顔を赤くする。
…?
「あのさ…春輝君…」
「ん?」
コップに注いだお茶を一気飲みする。
「触り心地良かった…?」
「!!げほっげほっ!」
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