幸せ

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思わず口に入れたお茶を詰まらす。 「やっぱり、夢じゃなかったんだぁ」 「っは!?」 幸せそうに言う秋音に素で焦る。 「春輝君に揉まれたような気がしたけど夢かなって思ったけど…現実で良かったぁ///」 「…んな馬鹿な」 とりあえずごまかして流そうとする。 「ねぇねぇ、柔らかかった?」 押されたら負け。 否定しようとするけどここで悪知恵が働く。 「うん」 「…え?///」 やっぱり、逃げると思ってたな? 「夜まで待てないくらい」 コップを洗ってキッチンを出る。 「ば、ばかぁ!」 久々に声をあげて笑う。 ――― 「んじゃあバイト言ってくる」 「うんっ!あんまり動かないでね?」 「なんで?」 幸せオーラの秋音に聞く。 「だって夜 「行ってくる」 バタンッ 「…んもぅ、可愛い」 ―――― 「だからぁ、車は早いかだけじゃなくて自分が愛せるかどうかだって!」 「車なんて分からんね、バイクは分かるけど」 「バイクなんてタイヤ2個ついて捻れば走るだけだろうが!」 「車だって燃費よければそれでよしだろ!」 「なんの騒ぎ?」
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