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――――翌日
「あれ…」
また春輝君が居ない…
昨日の事は夢だったのかな…?
…幸せな夢だったなぁ///
「いたっ…」
…夢じゃないみたい///
ちょっとまだ鈍痛がするけど…
春輝君を捜しに痛いのを我慢して立ち上がる。
リビングに行くとキッチンから音がする。
「!!痛くない!?」
私を見た春輝君が手を止めていつもより力無く抱きしめてくれる。
「うんっ、大丈夫」
春輝君心配するから嘘をつく。
「いたっ!」
強く抱きしめられると思わず痛む。
「ほら、今日は休んでな」
ソファにお姫様抱っこで運ばれる。
ちらっと見るとテーブルにご飯が置かれてる。
「え…?」
「あぁ、それ朝ご飯、冷めたから今別のつくってる、待ってて」
どうしよう…悪いことしちゃった…
朝ご飯…?
「今何時?」
「昼過ぎた、ごめんな無理させて、今日はお前のオフだから、家事全部やっといた」
「私やるからいいのに!いたっ…」
大声を出すと痛む。
「俺そんな鬼じゃないから、んじゃあ待ってな」
なんで春輝君はそんな優しいの…?
胸がきゅんきゅんする。
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