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山岡美佳は、肩を震わせ、声を出すことで、男に悟られないように静かに泣いていた。
マジかよ。勘弁しろよ。
あの夜が、頭を掠め、何食わぬ顔で通り過ぎることが、出来なくなった。
この男が、好きなのか?ならば、オレが憎まれても、怒られてもいい。忘れさせてやる。
男達とは、逆の草場に連れていき、腰に手を廻し、身体を固定し、キスをした。
意外にも慣れているようで、たやすく、口内に舌を入れられた。オレは、出来るだけ優しく……。
逃げることなく舌を絡ませてくる。
ヤベッ!こいつ、見かけによらず上手い。
飛びそうになる理性をギリギリのところで保った。
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