初めての……

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ここが外だと忘れそうになるくらい夢中で、舌を絡ませるオレ達。 愛しいとか可愛いとか思うオレの気持ちを伝えるように。 いつまでも、こうしてキスをしていたいと思うくらいに。 いつも会えない分を、いつも触れられない分を埋めるかのように。 名残惜しそうに、離れて行く唇にまた吸い寄せられて――…。 なかなかキスをやめれない。 そんなさなか携帯の軽快な音が響いた。 ハッと我に返り、離れると、美佳は、オレに許可をとり電話に出た。 「もしもし…」 少し息の荒い美佳。それだけで、胸がドクンとする。 おまけに、キスで上気した顔は、艶っぽい。
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