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何が最善かと、あの時悩んで決めたけど、所詮、気持ちに、愛しいという気持ちに、フタをするのは、無理だった。
些細なこととは言わないが、何かきっかけさえあれば、簡単に、そのフタが開いてしまう。
無理にフタをしたって、オレの気持ちは、もうごまかせないのだから、素直になる。
素直な気持ちで、ぶつかれば、親御さんだってきっと――…。
オレのこの二日間は、内容の濃いものになりそうだ。
プロポーズじゃないと優には言ったけれど、まんま、プロポーズになりそうだ。
オレは、それを、招待者や、両親の前でしなくちゃならない。
失敗は許されねぇ。
決意と緊張がオレの身体を支配した。
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