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付き合い始めたのは、彼女が俺に告白してきたから
唯一、ありのままの俺を見てくれた人
そして俺もありのままの彼女を受け入れようとした。
彼女には秘密があったのだ。
彼女は…血を愛する人間だった。
自分、人関係なく、血を見ると興奮するらしい
しかし人を傷つけるまでの度胸はなく、自分を傷つけて血を眺めていたらしい
今まで気づかなかったが、彼女の体にはたくさんの傷があった。
彼女はそんな自分を愚かだと笑った。
しかし俺はそうは感じなかった。
そして血を流し興奮する彼女を…俺は美しく感じた。
神聖さまで感じるほどだった。
そして血を流す彼女を愛することで、俺は深い快楽と興奮を感じた。
自分の人生を全て無駄にしていい
だからこの時間が永久に終わらなければいい
本気でそう思った。
きっとこの時に、俺の中に狂気が生まれたのだろう
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