狂気の世界

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「ただいま」 「おかえり、兄さん…また傷つけたんだね」 家に戻れば弟が俺を見るなりそう問いかける 俺は満足して頷く 「今日も女性の美しさを堪能してきましたよ。これだからやめられませんね」 「…」 俺の答えに弟は複雑な表情を浮かべる 「明人にはわからないかもしれませんね」 「そうだね…影人兄さん」 俺の名前は中津 影人 そして弟は明人と言う 「早くシャワー浴びてきた方がいいよ。今日は父さん夕方には帰ってくるらしいから」 「わかりました。」 明人の言葉に頷いて、俺はシャワーへと向かう 俺の秘密を知っているのは明人だけだから
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