赤い部屋①

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いつものように俺は まっすぐ家に帰った。 それから、夕飯を食べて 部屋に戻った。 鍵をしめ、パソコンの 電源を入れる。 健「裕治から連絡は…あれ?」 着信を確かめようと 携帯を開くと着信ありの 形跡はなく、履歴に あるハズの裕治の番号も どこにもなかった。 帰ってから何度も何度も 確かめて今ので5回目。 そろそろ着信があっても いいハズなのに…。 健「おかしいな…」 本気でそう思った。 俺はその内連絡して くるだろうと、携帯を その場に置いて インターネットを始めた。 健「お、これこれ。 探してたんだ。…え?」 一週間くらいずっと 探してたゲームがあって テンションがあがった。 ふと、画面左上を見ると そこに小さな広告が 表示されていた。 健「なんだ、これ…」 それはただの広告にも 見えるがどことなく 不気味なモノだった。 なぜならその広告は 白や黒とかじゃなくて まるで血を塗ったような 赤色だったから。
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