第零話

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太陽のささぬ道をデスバウンドは歩いていた。 デスバウンドが歩く先には城みたいな建物が建っていた。 そこの屋根には鍵穴のようながあった。 城そのものが光を放ち、城の周囲を明るく照らす。 『こっちに帰って来てやっと体が動いた。 さてあそこにいるものを喰らえば・・復讐を再び出来る』 デスバウンドは城の前の兵士みたいなものを見た。 その兵士は体はチェスのルークのような体をし、そこから頭と手と足が生えたようなものであった。 兵士の片手には小さな鍵が握られていた。 デスバウンドが門付近まで行くと兵士達は鍵を構えた。 『なんだ。 此処から先に通さないぞ』 兵士達は手を握られた鍵を剣にしてデスバウンドに向ける。 『我に向かう度胸は褒めてやるが、おまえらごときでは我には勝てぬ』 デスバウンドはニヤリと笑う。
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