第零話

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玉座の間から立ち上がるものがいた。 チェスのキングの体にマントを纏い、王冠のしたより髭が生えた顔と首があり、しっかりとした手と足が生えていた。 そのもの腰には普通のサイズより大きい鍵がベルトと腰の間にさしていた。 『さあおまえが最後だ。 鍵王・グーディ』 デスバウンドはドアを蹴り破る。 『久しぶりだな。デスバウンド』 グーディは腰にさした鍵を手にとり、鍵を剣にした。 『おまえには不覚にもふいをつかれ、封印された。 おまえが死んでくれなければおまえの封印の力をとけなかった』 デスバウンドはグーディと間合いをつめる。 『いいだろう。 貴方の中から私の部下を取り戻してから再び封印してやる』 グーディは鍵の剣を構えながらデスバウンドと間合いをつめる。
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