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「………………。」
これはこれはこれは…とても、と・て・も、興味深い…!!
??「ガハハ…ハ…ゴホッ…ガハハ…!!」
??「アハハ…ハーハー…ハハハ!!」
??「ハハ…ヒッ…ハハハハハハ…!!」
??「…フフフ…フッ…フフフ…。」
ユウ「皆!!お医者さんを連れて来たよ!!」
仮面で金髪の大男…トランプを握り締めている奴…猫が身体に張り付いている女…何本もの刃物を腰に携えた男…大口径の二丁拳銃を持つ女…白い服の仮面男…動く人形を締めあげる女…。
「…興味深い…!!なんだこいつらは…こんな興味深い奴らが一同に集まっているとは…!!ククク…ククク…。」
おっとまずいまずい、まずはこの笑いを止めてやらんと…過呼吸状態でかなり苦しんでるからな。
しかし、笑いが止まらないなんて病気はなかったはずだしな…う~ん…と、なると途中の食事に原因があるとみたほうが良いか…。
「ユウ君、皆が食べていたという食事はどれなんだ?」
ユウ「え?それなら…あれだけど?」
ユウ君が指差した先にはぐつぐつと音を立てる大きな鍋があった。
「火、つけっぱじゃ危ないだろ…船、木造だし…。」
いやいや、今の問題はそこじゃないな。
俺は鍋に近付き中身を覗き込み材料を見てみる。
「半端じゃない量の何かしらの肉、葱、人参、白菜、糸蒟蒻、豆腐……茸(キノコ)……。」
あ~……うん…間違いないな…この形といい、色鮮やかな水色の斑点といい…原因はこいつだな。
「ユウ君~原因がわかったぞ~。」
ユウ「本当に!?」
「ああ。ところでこの茸はこの周辺で採って来たものだろう?」
ユウ「そうだよ!水色の水玉が可愛いでしょ?僕が採って来たんだ!!」
……知らないというのは恐ろしいな…悪気などが微塵もないから更に…。
「…うん…まぁ…端的に言ってしまうと皆の症状の原因はこの茸だ。」
ユウ「……え?」ビシッ
おー固まった固まった。
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