医務室の日常 1

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 ユウ「こんにちはミケチ~部屋の使い勝手はどう?」  「うん?…キャプテンか…良い感じだよ。」  部屋を整理していると研…いや、キャプテンが扉を開けて入って来た。  ユウ「いや~ミケチが船医になってくれて、これからは病気や怪我をしても大丈夫だね!」  「病気や怪我はしない方が一番なんだがな。」  身体に異常があると正確なデータが記録でき…もとい…俺の仕事が増えてしまうからな。  ユウ「………ジー………。」  「どうしたんだ、キャプテン?」  ユウ「ミケチ、その整理している本は何なの?」  キャプテンは俺が袋から出している霊魂召喚の本を見ながら、首を傾げる。  「ああ、これはだな……いや、実際に見てもらうか。」  俺は一冊の黒い本を手に取り、言葉を紡ぐ。  「来たれ…我は汝が求めるものを与える者なり。渇きを癒せ、渇きを潤せ、渇きを止めよ。我が汝を助けてやろう…我にその力を差し出せ…ここに霊魂召喚の儀は成立せん。」  ユウ「…なんか…背筋が寒いのは気のせいだよね~?」  「ふむ…中々集まったな。」  …パリーン!!  …ガシャーン!!  ??「うおっ!?花瓶が真っ二つに割れたぞ!?」  ??「今、樽が勝手に動いたんだけど!?」  ??「なんで!?猫達がスッゴい怯えてる…!?」  ふむ…集め過ぎたか?  外から随分と騒がしい声が聞こえるな。  …まぁ、いいか。  ユウ「…?なんか外が賑やかだね?なんだろう?」  「気にするな、キャプテン。それよりも自分の周りを見てみると良い。」  ユウ「…?うわ!?なにこれ!?」
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