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｢黙ってないでなんか言ったらどうなの？｣
気の強そうな女が俺に話しかけてきた｡
髪型はポニーテール、色が黒｡
身長は１６０あるかないかくらい｡
顔は……ブス｡
そんなブスが俺に話しかけてきやがった｡ 気持ち悪いし吐き気がするような声でな！
｢すまない、俺は忙しいんだ！ 君と話してる暇などない｣
一刻も早く立ち去りたい……そう思い、俺は１８０度方向転換し歩き出した｡
が、
不意に後ろから手をつかまれた｡
｢え……？｣
後ろを振り向くと、これまた新たなるブスが立っていた｡
青っぽいショートヘアーの髪の毛｡
赤のメガネをかけているがまるで似合っていないブスだ｡
｢待って……｣
その女は聞きとるのも困難なほど小さな声でそう言った｡
待ってって言われてもなぁ……
｢少しでいい……｣
嫌そうな俺の態度を察したかのように、メガネブスはか弱い声で俺に言った｡
なんだってんだよ……
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