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長渕早紀(ながぶちさき)、俺の彼女。
いつも髪を三つ編みにしていて、メガネをかけている。
そばかす、ニキビがめちゃくちゃ可愛い。
まぁ自慢の彼女だ。
「おはよう、疾風君」
「あぁ、おはよう早紀ちゃん♪」
はうぅ。 今日も反則的なまでに可愛いよ。
その顔ヤバス!
朝の挨拶を交わした後、早紀ちゃんはなぜだか眉間にしわを寄せている。
機嫌でも悪いのかな?
「ねぇ早紀ちゃん、なにか嫌な事でもあった? 俺でよければ相談にのるよ?」
さりげなく優しい男アピール♪
俺は釣った魚は溺愛するタイプだしね!
これで早紀ちゃんも惚れ直したかな………?
ってあれ? どんどん顔が怖くなってきたぞ?
「ねぇ疾風君、話しがあるんだけどいいかな?」
……俺に話し? はてなんだろうか。
いつもの早紀ちゃんだったら、歯垢たっぷりの歯をギラつかせてニッコリ微笑んでくれるのに……今はこの世の終わり並みの顔をしているな……やっぱりなにかあったのか?
まぁとりあえず話しを聞こう。
「うん、いいよ!」
そして数秒の沈黙の後、早紀ちゃんはメガネをクイッ!っとしてから話し始めた。
「あのね……、実は私と別れて欲しいの」
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