無限大な男

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 何処の中学に居たんだろう?  部活は何をやっていたんだろう?  これから部活は何をやるんだろう?  そして一番気になること ── 彼女、居るのかな?  でもこんなにも格好いくて彼女居なかったらおかしいよね。 「斎藤さんって面白いね」 「面白いって……褒め言葉?」 「ははっ!違うかもな」 ニカッと笑う隣の男は、私のハートをギュッと掴んでしまった。  うひゃぁ。いきなり掴まれるって私、どんだけ男に馴れてないんだろう。  そして、隣の男の自己紹介のときが来た。 「次、清水」  清水君って言うんだ。 名前まで格好いい! ── そして私は  現実を知る。  
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