無限大な男

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 自分でも何でこんな奴のことを好きになったのか分からない。 ……恋って恐ろしい。 「斎藤さん。  今日テスト終わったことだし  テスト明け打ち上げでも  しますか」 「いいけど」 「俺、友達連れてくっから  斎藤さんもよろしく」  コウはそう言って階段を下りて帰って行った。 はぁ。ずるいなコウ。  コウの笑顔は凶器ってこと分かってないね。 しかもあんな変態で馬鹿なのに、テストが100点とか死んでしまえ。 ……本当に 「好きだなぁ」 「ん?誰が?」 「うわァァァァ!」  隣を見るとニヤニヤしている紗英が居た。 うん可愛い。紗英って可愛いよ。萌える。 黒髪美人とはこの人のことですね。  
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